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帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って身体の左右どちらかに帯状に出現する疾患です。はじめに、ピリピリとした痛みや痒みを感じるようになり、数日後その部分に、赤い発疹や水疱が出てきたり、強い痛みが見られることもあります。通常は約1か月で皮膚症状がおさまります。
 多くの人が子どもの頃に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。水ぼうそうが治った後もこのウイルスは神経節に潜んでいるため、ストレスや過労、病気、加齢など免疫が低下した際に、再び活性化して帯状疱疹を発症する可能性があります。発症率は50歳代から上昇し、80歳までに3人に1人が経験すると推定されており、皮膚症状が治った後も、合併症を伴うことがあり代表的なものとして、50歳以上の約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。

予防と治療

 予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。体が冷えないよう体温を保つことやストレスを溜めないことも大切です。また、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症予防、重症化予防が期待できるとされています。
 治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的と言われていますので、痒みや痛みのあとに発疹や水疱が出現したときは、すぐに受診しましょう。

帯状疱疹ワクチンについて

 帯状疱疹ワクチンは、予防接種法に定められていない任意接種のため全額自己負担となります。
 現在2種類(ビケン、シングリックス)があり、効果や接種方法・回数に違いがあります。どちらか一方を選択し、既定回数を接種する必要があります。必ず医師にご相談ください。

厚生労働省ワクチン分科会資料、ワクチン取扱説明書・添付文書等による
※1 帯状疱疹に罹患するリスクが高い18歳以上とは次の通り
     〇疾病または治療により免疫不全である者、免疫機能の低下した者または免疫機能が低下する可能性がある者
     〇上記以外で、医師が本剤の接種を必要と認めた者
※2 発症予防効果は、50歳から59歳に対する効果となりますので、目安としてお考え下さい。

市内実施医療機関

※接種費用は、医療機関により異なりますのでお問合せ下さい。

任意予防接種における被害者の救済措置について

 帯状疱疹ワクチンは、任意予防接種であり、予防接種法に基づく予防接種ではないため、万一、被接種者に健康被害が生じたときには、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済の対象となる場合があります。
 独立行政法人医薬品医療機器総合機構・健康被害救済制度についてはこちら

お問い合わせ先

砂川市 保健福祉部 ふれあいセンター 保健予防係
〒073-0166 北海道砂川市西6条北6丁目1-1
TEL 0125-52-2000 FAX 0125-52-2114
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